「月刊農学部長」第56号
「月刊農学部長」第56号
学生の成果発表と脱コロナ禍
毎年2月は学生の成果発表の季節です。今年も3人の博士(鳥取連合大学院を含む),31人の修士,99人の学士の最終試験ともいえる発表会が行われました。ここ2年間はオンライン併用の発表会で,聴衆もまばらでちょっと寂しかったのですが,今年は以前の様に活発な雰囲気が戻ってきました。学生さんにとっては,先生方の前で自分のデータをまとめて話をするのはなかなかストレスフルなイベントだと思われますが,それだけに終わった時の達成感はかなり大きかったのではないでしょうか。社会人になってから,この経験が生きることを願っています。写真は農学部HPに多数掲載されていますので,そちらを参照してください。
生物資源環境科学科卒論発表会 生物機能科学科卒論発表会 修士論文発表会
他にも世の中がwithコロナからpostコロナに移行しつつあることを様々な場面で感じるようになりました。たとえば,3月?4月に開催される卒業式?入学式は,昨年までの分割方式(農学部は午後)ではなく,全学生一緒に午前中に実施されることになりました。残念ながら,保護者の方々やサークル勧誘の在校生が集うことはまだ許されていませんが,大学らしいイベント(オーケストラ,チアリーディングなど)は復活する予定と聞いています。また,授業はもちろんのこと課外活動の様々な制限が撤廃され,やっと普通の大学生活を取り戻すことができそうな気配です。我々教員にとっても,この3年間自粛気味だった国内外の対面形式学会等が順次復活していくでしょう。
ランニング愛好家の私にとっては,秋から冬に全国各地で行われていたロードレースの再開が何より朗報でした。今年度は,12月の萩ハーフマラソン,1月の大分30kmトライアル(写真),2月の延岡マラソンに出場してきました。「老化は脚から」という格言はいろんな意味で正解であり,年々遅くなるタイムは明確な「老化の指標」となります。長い距離を走る能力は脚の総合力(筋量,筋持久力,関節の強さ等)を如実に表しています。しっかりと現実に向き合って,できるだけ抵抗したいと思っています。