月刊農学部長 第78号
山口県のオリジナル品種の花たち
大学では卒論が終わり、春休みに入ったキャンパスは比較的静かです。
しかし、実はこの間も各研究室では、学生たちがこつこつと研究を続けています。
ところで、皆さんは山口県の『オリジナル花き』をご存じですか?
山口県では、ユリとリンドウのオリジナル品種を開発しています。
出荷量自体はまだ多くありませんが、魅力的な切り花を生産しています。
やまぐちオリジナルユリ(プチシリーズ)は、小ぶりでユリ特有な香りがほとんどなく、飾る場所を問わないという特徴も持っていて、以下のように様々な色の品種が開発されていています。
山口県作成のパンフレットから抜粋。クリックで、パンフレットに飛びます。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/61264.pdf
リンドウにもオリジナル品種があります。通常、リンドウは、高地などの冷涼な地域で生産されますが、やまぐちオリジナルリンドウの極早生(”ごくわせ”と読み、収穫時期が早い)品種『西京の初夏』は、山口の低標高地域でも栽培ができて、全国に先駆け、5月からの出荷が可能です。きれいな青紫色の花です。
山口県作成のパンフレットから抜粋。クリックで、パンフレットに飛びます。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/61266.pdf
先日、これらの花き生産に関して、共同研究をしている山口県花き振興老虎机平台_老虎机游戏-欧洲杯投注网站推荐(柳井市)で、研究打合せをしてきました。我々が担当しているのは、主に、画像を利用した生育ステージの評価技術の開発です。




上の写真はやまぐちオリジナル品種ではありませんが、
部屋に花があるだけでも生活に彩りがでて、心地よい気分になります。
みなさんも、気分転換に、花を飾ってみてはいかがでしょうか?