大学院創成科学研究科(理学系学域)の武宮淳史准教授がJST先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)に採択されました
大学院創成科学研究科(理学系学域)の武宮淳史准教授が科学技術振興機構(JST)の先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)の日本-米国NSF Global Centers共同研究?バイオエコノミー領域?に研究代表者として採択されました。
課題名
社会的受容性と実用性を備えた植物の開発を目指すアライアンス
研究代表者
武宮 淳史(大学院創成科学研究科(理学系学域)准教授)
概要
化石燃料の消費は、大気中の二酸化炭素濃度を上昇させ、地球温暖化や気候変動を加速させています。これにより、地球環境や生態系が破壊されるだけでなく、社会活動にも深刻な影響を及ぼしており、よりクリーンなエネルギーを中心とした社会システムへの転換が求められています。世界的に持続可能で環境に優しいバイオエコノミーへの需要が高まる中、バイオエネルギー植物を用いた脂質生産が、化石燃料に代わるカーボンニュートラルな燃料として期待されています 。本プロジェクトでは、異なる専門性をもつ国際研究チームが連携し、気孔開閉を人為的に制御して少ない水の利用で高エネルギー脂質を合成するエネルギー植物を開発し、バイオエコノミーに革新をもたらすことを目指します。また、本プロジェクトを通じて、植物科学?バイオエコノミー研究を先導する国際ネットワークを構築し、国際頭脳循環を通して次世代のトップ研究者を育成することを目指します。
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)について
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE:Adopting Sustainable Partnerships for Innovative Research Ecosystem)は、日本の科学技術力の維持?向上を図るため、政策上重要な科学技術分野において、国際共同研究を通じて日本と欧米などの科学技術先進国?地域のトップ研究者同士を結び付け、日本の研究コミュニティーにおいて国際頭脳循環を加速することを目指すものです。
参考
- 科学技術振興機構(JST)Webサイト(2024年10月3日)
先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) 日本-米国NSF Global Centers共同研究「バイオエコノミー領域」令和6年度新規課題の決定について
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1722/pdf/info1722.pdf