情報教育教室
情報教育教室(学校教育教員養成課程 情報教育コース)
これからの学校現場には、「情報教育(子どもたちの情報活用能力の育成)」、「教科指導におけるICT活用」、「校務の情報化」に代表される”教育の情報化”を学校や地域の中心となって推進できる人材が求められています。
- 情報教育については、小中高の接続性を踏まえたカリキュラムの検討や情報活用能力の育成が求められています。また、授業科目としては存在しませんが、小学校?中学校においても、ICTに関する知見を有する教員が求められています。
- 各学校種における教科指導では、ICTを効果的に活用した、わかりやすく深まる授業の実現が期待されています。
- 校務の情報化は、教員の校務における負担軽減や情報共有に基づいたきめ細かな指導につながることから、子どもたちの教育の質の向上に寄与すると期待されています。
本コースは、高等学校教科「情報」の教員を目指す学生も含めて、コースのすべての学生が、情報科学の専門性を持ち合わせ、各学校種での教育の情報化の有り様を理解し、その実現を組織的に附属学校園や地域の学校との連携のもとで推進していくことを目指します。
どんな人がこの教室で学んでいるの?
この教室では次のような人が学んでいます。
- 情報科学、および、その基礎である数学に対して深い関心を持つ人
- 学校における情報教育や数学教育に強い関心がある人
- ICTを用いた教材作成や授業実践に強い関心がある人
- ICTを身に付け、学校教育における様々な問題を解決することに意欲を持つ人
このように、情報や数学を学んで伝えたい、ICTを利用した教育に強い関心があり、教育の情報化に積極的に取り組んでみようという意欲を持っている人をお待ちしています。
どんな学びをして何が身に付くの?
「情報科学系」、「基礎数学系」、「情報教育?メディア系」の3つの系統を中心に学びます。さらに、学校教員としての知識や技術を身につけるための「教職に関する科目」、「教育実習などの教育実践に関わる科目」を学びます。小学校の先生を目指す人は、広く複数の教科のことも学びます。このような学びを通じて、小学校?中学校?高等学校の接続性を踏まえて情報教育?教育の情報化を展開していくような素養と基礎知識、実践力が身につきます。
例えば、いま学校ではGIGAスクールとなりつつありますが、ICTの特性を理解し大学の数学?情報科学を学んだ者として、情報科だけでなく、小学校算数科や中学校?高等学校の数学科の授業でICTを活用した授業を実践してみようとする積極性や論理的な思考力が身につきます。
なお、情報教育コースを希望する高校生の皆さんには、高等学校では特に数学や情報に力を入れて学んでください。また日頃から、社会のデジタル化、教育の情報化などのニュースについても関心を持っておいて欲しいと思います。
どんな先生になるの?
教育の情報化を推進する「ICTが分かる?使える?教えられる」ような、特に小学校ではプログラミングの指導と算数科に強い先生になって、また、中学校では数学科、高等学校では情報科の指導ができる先生になって活躍されることでしょう。
これからの学校現場には、情報教育?教科指導におけるICT活用?教育の情報化を推進できる人材が求められています。このコースでは、情報科学の専門性とそのための基礎的な数学の知識を有した上で、各学校種での教育の情報化の有り様を考え、その実現を組織的に推進していく「ICTが分かる?使える?教えられる教員」を養成します。
教員紹介
この教室の教員紹介