国語教育教室
国語教育教室(学校教育教員養成課程 教科教育コース 国語教育選修)
「ことば」について、さまざまな面から考えをめぐらせることを通して、「ことばを育て、人を育てる」ための国語教育に携わることのできる学校の先生を育てていきます。
教職の魅力?教室の強みや特色
最近、日本語に対する関心が国際化社会というかけ声とともに非常に高まっています。しかしその反面、我々が日常不自由なく使っている日本語をちょっと立ち止まって眺めてみると意外に”間違って”いたり、その意味がよくわからなかったりという発見が多くあるでしょう。
周りの人たちの話すことを必死にまねをし、学校で書き方を教わり、長い時間をかけて君たちが身につけてきた日本語を、今度は後輩たちに”正しく”伝えなければなりません。国語科は、これまで身につけてきた自分の言葉を磨きつつ、その正しい伝え方を学ぶところだといってもよいでしょう。そのためには、言葉を使って「考える」ということをしなければなりません。遠い我々の祖先たちがどのような言葉を話し、何を考えたか。また自然や人生をどのような言葉に託して残してきたか。そんなことを書物を通じて学び、舞台となった場所を訪れたりして、納得するまで時間を忘れて、仲間や教員と語り合う、そういう場が国語科なのです。一方で、そこから自分の”生き方”を発見するという意外なこともあるかも知れません。
そのような可能性のある国語科で、君たちが何かに出会うということに期待をかけています。
どんな人がこの教室で学んでいるの?
この教室では次のような人が学んでいます。
- ?国語に対して深い関心を持つ人
- ?学校における国語教育に強い関心がある人
このように、国語について深く学び、それを子どもたちに伝えていきたいという意欲を持っている人をお待ちしています。
どんな学びをして何が身に付くの?
小学校の教科の内容に関する科目や中学校の国語科の専門科目など、小学校や中学校の先生に求められる資質能力を養うための学修を行います。また、実際に附属学校や公立学校で教育実習を行うことにより、大学の授業で学んだことと実際の活動を有機的に結び付けることにより、実践的指導力を養います。
小学校の先生を希望する人は「小学校基礎」で定められた履修方法を選択し、中学校の先生を希望する人は「中学校基礎」で定められた履修方法を選択します。いずれの履修方法を選択したとしても、国語科の専門性や指導法に加えて、学校の先生として求められる資質能力が身に付きます。
なお、入学までに、言葉に関心を持つ姿勢を養い、自分や他の人の言葉の使い方に注意を向けること、言葉について調べる方法(たとえば、冊子体の漢和辞典の引き方など)を身につけることなどを心がけてもらえればと思います。
どんな先生になるの?
小学校では国語科の指導に強い先生、また中学校?高等学校では国語科の指導のできる先生になって活躍されることでしょう。
教員紹介
この教室の教員紹介