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教育学研究科

本学部への寄付

「地域と世界に学ぶ教育実践学」第2回(テーマ:幕末期津和野藩と藩校教育)を開催しました

教育方法学研究室(担当:山下大喜)では、地域や世界からゲスト講師を招き、教育実践の魅力や日々の模索について対話をするレクチャーシリーズ「地域と世界に学ぶ教育実践学」を展開させています。

 

第2回は、「藩校養老館の藩校教育と『素読』体験ワークショップ」と題して、津和野から山岡浩二先生(郷土史家)をお招きしました。

幕末期には激動する政局を生き抜くため、藩主のリーダーシップのもとで教育改革が展開されました。津和野藩の藩校である養老館では国学が中核におかれ、その学びの場から西周や森鴎外など明治時代にも活躍する人材が巣立っていきました。

山岡先生からは、まず藩校養老館の歴史やカリキュラムの特色をご報告いただき、その後は「論語」のテキストをもとに「素読」を体験しました。「素読」とは経書を声に出して暗誦することです。師をまねながら、当初は意味理解がともなわないものの、機械的な暗誦を重ねることで、漢文的教養の思考の型を体得していくことになります。

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教育学選修の「教育学研究法1」では、後のゼミナール選択にもつなげるため、各領域の研究方法論についての講義を展開しています。今回は、当時に広く用いられていた教育方法である「素読」を実際に体験することで、教育方法学における歴史的研究のパースペクティブを深く理解する機会にもなりました。加えて、この学びをもとに、受講生は、辻本雅史『江戸の学びと思想家たち』(岩波新書)をテキストにブック?レポートを作成し、ゼミナールに分かれたのちに学修の軸となるテキスト講読にまで踏み込んで自らの学びを深めていきました。

 

教育方法学研究室では、山岡先生からのご助言をいただきながら、津和野藩の藩校教育についての研究を進めています。まもなく公刊される「日本の学校教育をみつめる歴史的視座」(『キャリアを支える教職入門』ナカニシヤ出版)にもこれまでの成果を盛り込み、津和野藩の特色について論究しました。

2025年度には、山岡先生と共同して、公開講座「幕末期津和野から森鴎外?西周をとらえなおす」を開講する予定です。広くご参集いただき、幕末期津和野から明治をとらえなおす機会になればと存じます。

 

【謝辞】:津和野藩の藩校研究を進めるにあたって今年度は、「国学を基軸とした幕末期津和野藩における養老館改革の展開」(髙梨学術奨励基金?若手研究助成)の支援を受けました。ここに記して深甚なる謝意を申し上げます。

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