「全ての人たちが、住み慣れた地域や社会で幸せになる」 福祉体験学習の実践 その1
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「全ての人たちが、住み慣れた地域や社会で幸せになる」 福祉体験学習の実践 その1
? 光小学校の4年生が「総合的な学習の時間」を使った「福祉体験学習」に取り組んでいます。そこには、子どもたちに、「地域で暮らす全ての人たちが、人としてよりよく幸せに生きるにはどうしたらよいのかを考えさせ、自分自身の見方?考え方や生き方、高齢者や障害がある人たちや地域との関わり方を考えさせたい」という先生たちの願いが込められていると感じます。
授業では、高齢の方、障害がある方、社会福祉関係団体や行政機関の方々など、たくさんの「ゲストティーチャー」さんにご協力いただいています。本当に有り難いことですね。
第1回は13歳で両眼の視力を失われた視覚障害者の方をお迎えしました。視力を失われて以降の生活、心持ちや盲導犬との日々の様子等について、優しく丁寧な語り口で話してくださいました。お話の締めくくりはハーモニカの演奏も。子どもたちも大喜びで、大きな拍手が送られました。
第2回のゲストは「点訳光の会」の皆さん。「点字」の紹介、使われ方や打ち方等を教えてくださり、「点字器」を使って点字を打つ体験では、子どもたちが、学校名、クラス名と名前を入れたオリジナル名刺を作らせて貰いました。担任の先生も、「誰かに何かを伝えたい時、使える文字が子どもたちの中に一つ増えました。コミュニケーションやつながりも広がることでしょう」と喜んでいらっしゃいました。
授業の様子は、さっそく「学級通信」で保護者の方々とも共有されています。紙面には「 『体験に勝る学びなし』 子どもたちが、たくさんのことを聞いたり経験したりできるように、しっかりと『場づくり』をしていきます。ぜひ、子どもたちから話を聞いてみてください!」とありました。
親子の会話づくりも意識され、共生社会の実現に向けて貢献したいという思いが伝わってきました。
(担当:霜川)